DMのレイアウトは目線を意識して作ろう
DM(ダイレクトメール)を作成するときに、目線を意識したレイアウトが大切になります。人は知らず知らずのうちに、ある法則に従って目線を動かします。目線の動きを応用したDMのレイアウトについて学んでみましょう。
人の視線の動きは「Z」と「F」
人は何かを見るときに無意識に目線の動きが「Z」や「F]となることから、Zの法則、Fの法則と呼ばれています。
Zの法則
チラシなどを見るときに、人は「左上」「右上」「左下」「右下」というように、順に「Z」を描くように目線が流れてくのが「Zの法則」です。
DMのレイアウトを考えるときに、一番伝えたい重要な項目を左上に配置し、相手に強く印象づけることができます。目線の動きを意識して、ストーリーを描くようにZの法則に従ってレイアウトを決めましょう。
Zの法則は主に紙媒体の広告で有効とされているもの。また、自動販売機やスーパーのレイアウトでも活用されている法則です。
Fの法則
ウェブページのレイアウトに活用できる目線の動きです。
視線は「左」「右」「左下」「右」「下方」というように、「F」を描くように目線を流すのが「Fの法則」です。
おもに文章で読ませる場合に活用できる流れで、最初に大見出し、次に小見出し、その下に詳細というようにレイアウトすることで、相手に伝えたい事を印象づけやすくなります。
ウェブサイトのレイアウトを考えるときには、このFの法則を意識するといいでしょう。
「Z」と「F」の法則はどう使い分ける?
Zの法則、Fの法則の使い分けを具体的にご紹介しましょう。
写真が多いDM
商品の写真やイラストがたくさん並んでいるような場合には、「Zの法則」を活用すると良いでしょう。
イチ押しの商品を左上にレイアウトする、これだけで販売促進につながることも。一番伝えたいキャッチコピーを左上にレイアウトするだけでも、DM全体に与える印象が変わります。
また横型レイアウトを用いると、スムーズにZ方向に目線が動きます。Zの法則は、ビジュアル系のDMで活用してください。
読み物が多いDM
文字で読ませるものが多い場合は、「Fの法則」を活用してみましょう。
一番上に、一番伝えたい事を大見出しとしてレイアウトします。このときのキャッチコピーの印象で、その下の文を読みたくなるかが決まりますので、ここは慎重に検討しましょう。
次の行で、サブタイトルや次に伝えたいことを。つづいて詳細となる文を書いていきます。
文の書き方については、コピーライティングにも工夫が必要となります。Fの法則は、縦型のレイアウトのDMに活用するとよいでしょう。
目線を考えたDMのレイアウトは“左上”がポイント
Zの法則もFの法則も、左上から目線が動き始めるところは同じです。
左上にいかにDMの読み手が興味を引くものをレイアウトするかが大きなポイントとなります。
DMの第一印象をつけるためにも、左上の重要性はきちんとおさえておきましょう。
他社DMのレイアウトをみて研究してみましょう
Zの法則やFの法則を知ったら、次はあなたが目にするDMやチラシなどを見て、どのような工夫を行っているのか、その研究をしてみましょう。
とくに集客が成功しているようなDMを見て、どのようなレイアウトの工夫を行っているのか、これをぜひ見てください。
また、第一印象で「これはいい」と思ったDMをマネしてみるのもいいでしょう。日々研究、そして実践がDMを成功させる秘訣でもあります。
DMを作ったら反応率を試してみましょう
目線を意識したDMを作ったら、反応率を試してみましょう。できれば2パターン作成し、どちらのレイアウトのほうが反応率が高かったのかを少量で試してみます。そのうえで、反応率の高い方で大量にDMを送るといいでしょう。
DMのレイアウトにはさまざまなコツがあります。ジブリックでは、あなたの要望にあったDMのアドバイスや提案を行っています。実績豊富なジブリックへ、一度ご相談ください。