DMの効果、メリットを考え直してみよう
紙媒体のDM(ダイレクトメール)、今その効果やメリットが見直されています。大手企業も活用しているDM、デジタルメディアと比較してどのような利点があるのかを、わかりやすくご紹介していきましょう。
デジタルの時代だからこそ見直されている紙媒体
DMとは、ターゲットとなる一人ひとりに、直接企業からのメッセージを印刷物として届ける広告媒体のこと。DMを活用するには、印刷費用に加えて送料がかかるため、無差別に大量に配布するということができません。
今はインターネット広告が多く、低額で大量に送付できるメールマガジンや、検索のときに関連したキーワードで出されるリスティング広告などが主流のように思われています。
広告費全体から見た場合、インターネット広告のシェアは約17%程度でDMは7%程度。しかし、ここ数年はDMの占めるシェアが微増しているというデータもあります。デジタルの時代だからこそ、紙媒体のDMの効果、メリットが見直されているのです。
DMのメリット
ではDMにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
届けたいターゲットに確実に届けられる
DMはターゲットを絞って、相手に紙媒体として届けることができます。そのため、バラマキ型のチラシなどと違い、届けたいターゲットに確実に情報を届けられるというメリットがあります。
行動を起こすツールを入れられる
紙媒体にすることで、クーポン券や商品引換券などのツールをDMに同封することができます。同封することで、DMを受け取った人が次のアクションを起こすという効果が見込まれやすくなるのです。
コミュニケーションツールになる
インターネットでも、TwitterやFacebookといったSNSを活用した情報拡散型のコミュニケーションツールはあります。しかし、口コミの基本はやはり面と向かって行う会話。そこでDMでの紙媒体のツールがあると、人に伝えやすくなるという効果があるのです。
また、DMを企業からの手紙として送ることで、お客様とのコミュニケーションツールとしても活用できるというメリットがあります。
インパクトを与えられる
DMのビジュアルレイアウトを工夫することで、届いた相手に対してインパクトを与えるという効果も見込まれます。話題性を高めたり、印象が深くなるというメリットがあり、広告効果が高くなるのです。
反応率が測定できる
DMのパターンにより、お客様がどのような反応を示すのか、その反応率を測定できるというメリットもあります。どのようなパターンのDMをつくるとより反応が上がるのか、その改善ができるのです。このようなやり方を「ダイレクトレスポンスマーケティング」といいます。
DMの活用実績
では、どのような分野でDMは活用されているのか、具体的にご紹介しましょう。
通販業界
近年、通販事業は特に伸びています。その秘密は、健康食品などの消耗品のリピート受注。リピート受注を促すために、DMは大いに活用されているのです。
ちょうど手元のものがなくなりそう、そのタイミングでDMをもらうことで、購入を思い出してくれる。DMはこのようなリマインド効果をもたらしてくれます。
展示会・イベント
新商品の展示会や、イベントなどの招待状を送るときに、DMは活用されています。招待状を同封するだけでなく、お得意様だけに向けた来場者プレゼント引換券などを同封することで、アクションを起こしやすくなるという効果があります。
また、事前にいくつかの商品を表示しておくことで、事前に購入品を検討したり、購買意欲を高めるといった効果もあるのです。
DMの目的を考えよう
DMはむやみに使っても、効果やメリットは得られません。まずはしっかりと、何のためにDMを使うのか、目的をしっかりともつこと。その上でDMの使い方をきちんと考えることが大事です。
ジブリックでは、DMのメリットを最大限に活かすためのアドバイスや提案を行っています。あなたのDMのご相談をお待ちしています。