DMの反応をあげる特典設定での注意点
お客様のフォローや新規の顧客獲得などに利用されるDM(ダイレクトメール)。クーポンやイベント・限定セールなどの特典付きDMを目にする機会も多いでしょう。DMの特典を考える際の注意点とは何でしょうか。
DMの特典によって得られる効果
DMの特典とは、送り主の目的達成のためにお客様に対して魅力的なメリットを提示すること。DMを送ってもレスポンス率が低い場合や来店数を増やしたい場合などの対策として様々な特典を付けることで、レスポンス率や開封率の改善が期待できます。特にDMの場合、売りたい商品やお客様が明確になっている場合が多いため、特典を付けることでさらに成果に結びつきやすくなります。
DM特典の種類と特徴
DM特典の種類と特徴を知って、目的に応じて使い分けましょう。
特典の種類1.クーポン
クーポン券と引き換えに割引やプレゼントなどを提供するもの。お客様が利用しやすく購入や集客といった結果を出しやすい特徴があります。注意点としては、有効期間を設定すること。
使える期間が限られていると、心理的に使いたくなる衝動が起こるなど、特典の価値を上げることができます。そのためクーポンのデザインを、対象商品や有効期間が目立つようにすることがポイント。また新規顧客やリピート顧客など目的に応じて、有効期間を設定することも大切です。電話番号や地図なども忘れずに入れましょう。
特典の種類2.値引き
新規顧客、リピート顧客などの対象や条件を問わず、特定商品の値引きをする特典のこと。値引きは、あらゆる顧客に対して訴求力を期待することができ、特典の効果を広範囲に広げることが可能です。注意点としては、値引きのみに頼っていると粗利を減らしてしまう危険性があるということ。値引きと並行して様々なプロモーションを展開することが重要です。また、値引きの期間や値下げの方法も工夫が必要になります。
特典の種類3.プレゼント
プレゼントは、イベントなどと合わせて展開される特典です。くじ引きや、購入金額など条件を設定することで様々な使い方ができます。DMは、サンプル品をプレゼントとして同封することができるので、顧客の興味を引きやすく開封率の向上につながります。注意点は、販促費の予算に応じてプレゼントの内容や条件の設定を決めること。目的と予算に合ったプレゼントの設定で、特典としての効果を効率よく上げることができます。
特典の種類4.コンテスト
商品やテーマなどに合わせて、似顔絵コンテスト、フォトコンテスト、などを開催して集客・販売などを促進します。作品の発表や展示で、参加者以外にも来場者を増やすことが可能です。
注意点は、当選者にとって魅力ある特典を決めること。お客様がコンテストに応募したくなる特典とは何かを考えることが大切です。流行のものやありきたりな特典にしてしまうと、売上などの目的につながらない応募が増える可能性があります。
特典の種類5.イベント
イベントは、様々な催し物を通して集客を目的とする特典です。イベントの開催は、DMでリーチしたお客様以外にも広くアピールすることができます。注意点としては、イベントの目的を明確にして準備すること。イベントの目的(販売、認知度の向上、商談など)、開催日時、予算、告知方法を決め、会場の手配、什器・備品の設営、人員の配置などを手配。
イベント実施では、進行のチェック、接客、リスク管理などを考慮しておきます。実施後は、目的に対するイベントの成否の判断をしっかり検証。こうした一連の流れを事前に綿密に計画しておくことが、イベント成功のポイントです。
DMの特典を活かす工夫が大切
魅力的な特典を準備してお客様に送ったDMが、未開封のままだと意味がありません。それぞれの特典に対する注意点に加えて、封筒のデザインを意識したり、透明OPP封筒を使うなど開封したくなる工夫をすることで、開封率やリーチ率をあげることができます。
ジブリックでは、特典を活かすDMの作成のサポートから発送まで業務を一貫して行っています。大切なDM発送はジブリックにお任せください。